INTERVIEW#02いつの時代でも安心できる価格で
充実した商品を届ける
K.M.さん
所属:センター運営企画本部 首都圏運営部 首都圏運営グループ 川崎PC
入社: 2022年4月
学科専攻:経済学部 経営学科
入社後、関東RDCに配属。センターの運営改善による配送事故削減業務に携わったのち、半年後に現部署に異動。
現在は川崎にある物流センターの配送部門で、物流の「2024年問題」解決に向けて配送コースやダイヤの効率化などを行う。
配送事故を削減するために
ドライバーの方とのコミュニケーションを
重視
――なぜイオングローバルSCMに入社しようと思ったのですか?
経営学のゼミで大企業の成り立ちを研究したときに、頻繁に「モノの流れ」についての話が出てきたことから物流に興味を持ちました。なかでも当社を選んだ理由は物流倉庫の自動化に積極的に取り組んでいたから。物流の「2024年問題」の解決には、物流の自動化は無視できないと考えていたんです。
入社後、最初に携わった仕事は配送事故(商品の破損など)の削減でした。委託先のドライバーの皆様がルールを遵守しているか確認するため、実際に配送先である小売店舗の納品場所を訪れることも頻繁にありました。当時は人見知りの性格で話しかけることすらできないことも正直ありましたが、勇気を持って話しかけ、状況確認などを行っていたんです。
その中で商品の積み方やラップの巻き方などに問題があった場合にはドライバーの方にやり方を伝えて、配送事故が起こらないように配送品質の向上を目指しました。その結果、配送事故の件数は減少。現在も安定しています。人見知りの性格だった私も、ドライバーの方とのコミュニケーションに慣れ、今では物怖じせずに声をかけられるようになりました。
物流の効率化に挑み
安定的な配送を実現していく
――最初の仕事で自信がついたわけですね。では、現在の仕事におけるミッションは?
川崎の物流センターを安定的に稼働させることです。どんなにイレギュラーな事態が発生しても、トラックを準備して確実に商品をイオングループの店舗に届ける必要があります。
物流の「2024年問題」によりドライバーの労働時間が制限され、稼働可能な時間も短縮されました。その課題を解決するために挑戦しているのが「物流の効率化」です。一見、物流センターから店舗への商品配送は安定的に、且つ効率的に行われているように見えるかもしれません。しかし、納品の荷待ち時間が発生するなど現在の物流工程は実は改善の余地がたくさんあるんです。そこで私は配送ルートやトラックの出発・到着時間を見直し、計画的に設定するようにしました。さらに各店舗の特徴や納品時間の調査、配送業務を委託しているパートナー企業との交渉も進めて安定した配送を実現しています。
突然、委託していた管理会社が撤退
自分たちで管理することに
――なるほど、物流の効率化に挑戦しているわけですね。物流の「2024年問題」による具体的なトラブルは?
当社の物流センターでは、店舗への配送業務をパートナー企業に委託しているんですが、近年、車両不足による欠車が頻繁に発生する中、配送車両の手配に苦労しています。その原因はやはり物流の「2024年問題」でした。配送車両が不足しているときには、私も同僚や後輩とともに、当社の関係部署、近隣の当社の物流センター、そして多くの配送会社と連携して配送車両を確保し、店舗へ商品を安定供給できるよう心がけています。このような困難を何度も乗り越えることで、リーダーシップを学ぶことができましたし、チームメンバー全体の自信にもつながっているように感じています。
現場での経験を積み
未来の物流自動化に貢献したい
――それは大変ですね……。イオングローバルSCMだからこそ味わえる喜びについては?
物流センターから出荷された商品が各店舗に並び、お客さまがそれを手に取る様子を見ると、消費者とのつながりを強く感じます。これは当社だからこそ味わえる喜びです。私たちの行動の先にいるお客さまが困らないようにこれからもサポートしていきたいです。現代のように物価上昇が進んでも、できるだけ低コストでの配送を実現し、安定した価格で充実した商品を提供することが私たちの役割だと考えています。
――最後に将来の目標を教えてください。
未来の物流センターは、人に頼らない自動化された姿であるべきです。それは、単純な作業がなくなることで、ほかの重要なソリューション業務にリソースを割くことができるから。現場での経験を積み重ね、将来的には省人化や自動化を推進する部署で活躍することが目標です。
――ありがとうございました!次は物流の自動化を推進するK.M.さんに会えるのを楽しみにしています。