REACTION03 STOREイオン北海道が語る
イオングローバルSCM
小売(店舗)/商品戦略部
イオングローバルSCMとどの様な仕事をしていますか?
イオン北海道の店舗配送業務を常温、低温ともに業務委託しています。また、イオン石狩PC開設に伴い、物流に関する諸問題を一緒に解決する体制を構築し、多くの物流業務改革を実現してきました。
(改善内容の一例)
■センター構内作業DX化に伴う作業生産性の改善
■発注LT1→LT2への変更
■朝便昼便区分廃止による店着時間拡大による車両効率最大化
■常温バッジ変更に伴う車両効率化
■荷受場渡しの完全施行によるドライバー付帯作業の削減
■釧路エリアのモーダル配送実証実験
2023年には、物流を取り巻く「2024年問題」や「脱炭素」といった課題の対処を目的に、当社やイオングローバルSCMさんを含めた14社で『北海道物流研究会』を発足。一緒に北海道における物流改善に率先して取り組みながら、「イオングループ=物流改革」の暖簾作りに大きく貢献していただいています。
※PC:Process Centerの略。流通加工の機能に特化した物流センター
※LT:発注から納品までの時間や日数のこと(リードタイム)。ここではLT1は受注翌日納品、LT2は受注翌々日納品を指す
一緒に仕事して良かったことは?
イオン北海道が推し進める物流改革に向けて、全面的にバックアップしていただいています。特に、車両コストや収支など、事業会社(※)だけではなかなか計算できない効率化の試算などをサポートいただけることは助かっていますね。会社に対する物流改善提案などの支援もしていただけており、とても心強いです。
※事業会社:営利を目的として経済活動をする会社。ここではイオングループ内で実際に事業を行う小売業などの企業を指す。
一緒に仕事をしていて、思い出深い出来事を教えてください
イオン石狩PCの開設時、DX設備が計画通りに進捗せずトラブルが続いたことがありました。その時に、イオングローバルSCMさんとともにDX設備の検証や構内作業の見直し、配送の再調など、原点に返って必死に再検討を進めたことが深く印象に残っています。その後、無事に乗り越えることができ、イオン石狩PCを開設することができました。トラブルはないに越したことはありませんが、共通の目的に向けて「事業会社」と「機能会社」の垣根を越えて仲間として対応できたからこそ、北海道エリアにおける物流改革が一枚岩で進められるようになったのだと考えています。
※機能会社:他社に対して、マーケティング、生産、品質管理などの機能を提供する会社。イオングローバルSCM株式会社はイオングループの事業会社に対して”物流”機能を提供する機能会社。
イオングローバルSCMと協業するからこそ出来ることを教えてください
イオングループの北海道エリアにおける物流改革や北海道物流研究会への参画など、2 社が共同で取り組んでいる物流改善は、現在の北海道で非常に注目されています。「2024年問題」におけるドライバー不足や地方における配送輸送能力低下など、早急に改善しなければいけない課題が多くあることも事実。ですが解決に向けて協力し合い、各施策に取り組んできた効果は、確実に出てきていると感じています。